【現地レポート】「伝統的工芸品産業振興協会 設立50周年記念展」に行ってきました!

「伝統工芸 青山スクエア」を運営している一般財団法人 伝統的工芸品産業振興協会は、2025年6月30日に設立50周年を迎えます。「伝統工芸 青山スクエア」とは、全国の伝統的工芸品を広く紹介し、普及・販路開拓を支援することを目的に、日本各地の伝統的工芸品を展示・販売する施設です。 

2025年6月20日(金)〜2025年7月3日(木)までの2週間、「伝統工芸 青山スクエア」ではスペシャルなイベントが開催されています。今回は6月21日(土)にイベント会場を訪れた様子をレポートにしたいと思います!
※青山スクエア様、草月様に取材・写真掲載の許可をいただいております。

皆さんもぜひイベント会期中に「伝統工芸 青山スクエア」へ行ってみてください!

この記事の目次

伝統的工芸品産業振興協会 設立50周年記念展のイベント内容は?

イベント会期中の店内では、通常の常設展に加え、企画展スペースで4つのスペシャル企画が実施されています。

エントランスでは草月イメージキャラクター「いけるちゃん」がお出迎え
普段とは違った店内の雰囲気が楽しめます
伝統工芸 青山スクエア
伝統的工芸品産業振興協会 設立50周年記念展 伝統工芸青山スクエアを運営しております一般財団法人 伝統的工芸品産業振興協会は、6月30日に設立50周年を迎えます。これまで青山スクエアをご愛顧くださいました皆様に感...

スペシャル企画 ① 伝統的工芸品 特別価格

イベント会期中、全国の伝統的工芸品産地より、選りすぐりの商品が特別価格にて販売されています。

伝統的工芸品 特別価格5,500円(税込)
大谷焼(徳島県の伝統的工芸品)
伝統的工芸品 特別価格11,000円(税込)
高岡銅器(富山県の伝統的工芸品)
伝統的工芸品 特別価格22,000円(税込)
東京銀器(東京都の伝統的工芸品)

スペシャル企画 ② 「七夕」制作パフォーマンス

「いけばな草月流」様が七夕をイメージして制作した作品が展示されています。

座・草月

いけばな草月流とは?
「いけばな草月流(そうげつりゅう)」とは、日本の伝統的な花の芸術である「いけばな(生け花)」の流派のひとつで、1927年に初代家元・勅使河原蒼風(てしがはら そうふう)によって創流されました。「いつでも、どこでも、だれにでも」を基本理念に従来の型にとらわれず、自由で創造的な表現を追求するスタイルが特徴です。
web:https://www.sogetsu.or.jp/

「伝統工芸 青山スクエア」から徒歩1分の場所に草月会本部である草月会館が位置しています。そちらで現在いけばな展が開催されているとのことで立ち寄ってみることに。

草月いけばな展「花のメヌエット」

草月会館
草月いけばな展「花のメヌエット」
草月いけばな展「花のメヌエット」

イベント名:草月いけばな展「花のメヌエット」
開催場所:草月会館2階談話室
開催期間:2025年6月11日(水)〜2025年6月26日(木)

草月会館2階談話室にて、草月いけばな展「花のメヌエット」を開催します。

本展は「メヌエット(小さな舞曲)」をテーマに、初夏の草月会館を優雅に彩ります。

日々の稽古や指導を通して草月流の精神を伝える師範たちが、自由な発想から生まれるいけばなに、植物には欠かせない「水」を魅せる作品展示など、草月ならではの創造性あふれるいけばなの饗宴をご体感ください。
引用:いけばな草月流

草月いけばな展「花のメヌエット」の詳細はこちらから

素敵な作品がたくさん!皆さんも「伝統工芸 青山スクエア」とともにぜひ訪れてみてください!

スペシャル企画 ③ 子供ミニいけばな体験会

会場に伺った6月21日(土)には、スペシャルイベント「子供いけばな体験会」が開催されていました。

まずは先生からしっかりとレクチャーを受けます
あっという間に素敵な作品が…!!
子供いけばな体験会で選べる「器」の一部
子供いけばな体験会で選べる「お花」の一部

スペシャル企画 ④ 落語家 林家たい平さん トークショー

林家たい平さん 出展:伝統工芸 青山スクエア

6月28日(土) には日本テレビ「笑点」の大喜利コーナーでおなじみの落語家 林家たい平さんのトークショーが行われました。

林家たい平さんは、波佐見焼(長崎県)で焼物の絵付けをされており、
波佐見焼のふるさと、波佐見町の親善大使もつとめています。

この日は波佐見町副町長の村山弘司さん、波佐見陶磁器工業協同組合理事長の太田一彦さんとの貴重なトークショーを見逃すまいと、青山スクエアには多くのお客さんが集まっていました。

写真左から、波佐見町副町長の村山弘司さん、波佐見陶磁器工業協同組合理事長の太田一彦さん、林家たい平さん
「落語」と「波佐見焼」は似ているとお話される林家たい平さん

豪華絢爛で年に数回でお腹いっぱいになるものも世の中にはたくさんあるけれど、落語も波佐見焼も毎日見ても飽きが来ない。落語であれば、ご飯を食べてお風呂に入って、下駄を履いてふらっと笑いに行く。波佐見焼も美術品として飾るのではなく、毎日の食卓を彩ってくれる普段使いの食器として、どちらも日常を豊かにしてくれるものである。

なるほどな〜と、お客さんも頷きながら聞き入っていました。

実際に林家たい平さんが絵付けをされた波佐見焼
絵付けをするときは、あらかじめ描くものを決めるのではなく、器からインスピレーションを受けるのだそう
波佐見焼の関係者は、ファミリーのような温かさを感じるという
たい平さん曰く「波佐見焼は連れて帰りたくなるんです」 そんな表現がぴったりのかわいい波佐見焼作品

子供だからとプラスチックのお茶碗を使うのではなく、子供の頃から本物に慣れて”大切に使う”感覚を養うのも食育なのではないかというお話には、大変共感しました。

さらには、波佐見町では給食で波佐見焼を使用しているとのことですが、割ったり壊したりするのは、意外にも子供達ではなく大人の方が多いのだとか。。。

トークショーは予定時間を20分も延長するほどの盛り上がりでした
林家たい平さん
波佐見町副町長 村山弘司さん
波佐見陶磁器工業協同組合理事長 太田一彦さん

このイベントでしか聞けない貴重なお話がたくさん!

トークショーのすべてを書きたいくらい盛りだくさんの内容でしたが、残念ながら今回はここまで。林家たい平さんの作品展示・販売、波佐見焼作陶展は7月3日(木)まで青山スクエアで開催中です!
※林家たい平さんの作品は、数量に限りがあるため、皆さんお早めに!


最後までご覧いただきありがとうございました。
「伝統工芸 青山スクエア」での素敵な2週間を一緒に楽しみましょー!!

伝統工芸 青山スクエア
伝統的工芸品産業振興協会 設立50周年記念展 伝統工芸青山スクエアを運営しております一般財団法人 伝統的工芸品産業振興協会は、6月30日に設立50周年を迎えます。これまで青山スクエアをご愛顧くださいました皆様に感...
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