この記事では全国各地の産地や工房などが運営する、伝統産業の担い手や伝統工芸の職人を養成する施設・事業を地域別にまとめています。
この記事では、九州・沖縄地方の、4施設・事業をご紹介しています。※全てを網羅しているわけではございませんので、予めご了承ください。
「こんな施設知ってるよ」などの情報提供大歓迎です!
2023年11月時点で募集が終了している施設・事業もありますので、添付のホームページ等で最新情報の確認をお願い致します。
九州・沖縄地方
福岡県、大分県、佐賀県、沖縄県から4つを取り上げています。
博多織DC
地域 | 福岡県福岡市 |
種別 | 博多織 |
対象 | 博多織の技術習得意欲ならびに起業家精神に満ち、2年間学業に専念しうる人ならびに次の要件に該当するひと (1)高校卒業程度の学力を有するひと (2)卒業後、博多織を生業とすることを希望するひと (3)年齢、性別は不問ですが実技受講の体力を有するひと |
内容 | ー |
選考方法 | (1)書類審査 (2)絵画・書・手芸など各自の趣味・特技を活かした作品 (3)上記のプレゼンテーション及び面接 個別面接:受験番号順に行います。 |
お問い合わせ先 | NPO法人 博多織デベロップメントカレッジ 〒816-0074 福岡県福岡市博多区比恵町20番19号 TEL: 092-472-5102 FAX: 092-472-5103 Mail: hakataori@forest.ocn.ne.jp |
HP | https://marugameuchiwa.jp/student |
「博多織DC」は国、福岡県、福岡市等の支援を受け、2006年4月に開校された「特定非営利法人博多織技能開発養成学校」の愛称です。
「博多織DC」の学長である小川規三郎さんは、博多織職人を代表する人間国宝なんだって!偉大だね!!
大分県立竹工芸訓練センター
地域 | 大分県別府市 |
種別 | 竹工芸 |
対象 | ー |
内容 | 1年生:竹工芸の基礎的な知識と技能を学びます。 【学科】竹材について、刃物について、工芸史、デザインなど 【実技】基本課題の作成(第1課題~第8課題) 2年生:竹工芸の応用実習とテーマ毎の商品開発。起業に必要な知識を学びます。 【学科】起業の始め方、会計経理、マーケティング、商品開発手法 【実技】テーマに沿ったオリジナル作品の制作(7課題) |
選考方法 | 適性検査、数学、面接の結果及び入学願書 |
お問い合わせ先 | 大分県別府市東荘園3丁目3組 TEL:0977-23-3609 FAX:0977-26-5969 |
HP | https://www.city.beppu.oita.jp/sangyou/sangyousinkou/bambooinnovation/takekougei_nyukousei.html |
大分県立竹工芸訓練センターは、職業能力開発を目的とした県立の施設で、職業能力開発促進法に基づいて設置されました。
2年目には起業の始め方、会計経理、マーケティング、商品開発手法などの独立に向けての学科も用意されています。
経営面も学べるのはありがたいよね。
参考
お知らせ < 竹工芸訓練センター > – 大分県ホームページ
大分県立竹工芸訓練センター|別府市
佐賀県窯業技術センター 一般研修
地域 | 佐賀県西松浦郡 |
種別 | 陶磁器 |
対象 | 肥前陶磁器業界への就業を希望する人 |
内容 | ■基礎コース 未経験から、肥前陶磁器業界で活躍できる人材を育成するために「つくる」ことと「知る」ことに主眼を置いたカリキュラムで、やきものの製造プロセス全体を見渡せるように編成しています。 ■製造技術コース 陶磁器製造のために必要な型の製作から成形、装飾、CAD等、陶磁器製造プロセス全般を通した技術を学びます。欲張りで忙しいコースです。 ■絵付コース 伝統工芸士の指導により、伝統絵付を主とした技法を学びます。下絵付や上絵付、染錦の技術習得を目指します。 ■ろくろコース 伝統工芸士や一級技能士など(資格所有者)の指導により、ろくろ成形を主とした技術の習得を目指します。 |
選考方法 | 面接(陶磁器業界への従事に対する意欲や考え方について)一部コースでは、実技試験有 |
お問い合わせ先 | 〒844-0013 佐賀県西松浦郡有田町大野乙2441-1 TEL : 0955-42-3144 FAX : 0955-42-6552 |
HP | https://www.scrl.gr.jp/main/519.html |
佐賀県窯業技術センターでは、400年にわたって日本の陶磁器産業を牽引してきた有田で、陶磁器産業の次世代を担う新しい人材を育成する研修を実施しています。
この研修は、未経験者や肥前陶磁器業界での就業を希望する方を対象としており、研修期間は6ヶ月、1〜2年の継続受講が可能です。
同センターでは、無料で受講できる陶磁器教養セミナーも開催しているよ。まずは体験してみるのも良いね!!
沖縄県工芸振興センター 工芸研修
地域 | 沖縄県豊見城市 |
種別 | ■織物研修 ■紅型研修 ■漆芸研修 ■木工研修 ■工芸縫製研修 ■金細工研修 |
対象 | (共通事項) 1.研修場所へ通所可能な地域に居住、または居住見込みである者 2.研修終了後に県内工芸産業に従事しようとする者 3.研修の受講に支障のない健康状態である者 (織物・紅型のみ) 4.織物・紅型については、上記の1~3に加え、次の(1)~(4)のうちいずれかの技術的要件を満たす者 (1)県内工芸産地にて後継者育成事業を修了した者 (2)県内工芸事業所の事業主または従業員であり、当該研修に関する技術的業務について1年以上の経験がある者 (3)染織に関する学校等で専門的に技術を学んだ者 【例】沖縄県立芸術大学美術工芸学部 デザイン工芸科 (染織専攻)、首里高等学校染織デザイン科 (4)その他工芸振興センター所長が適当と認めた者 |
内容 | ー |
選考方法 | ー |
お問い合わせ先 | 〒901-0241 沖縄県豊見城市字豊見城1114番1 おきなわ工芸の杜3階 TEL:098-987-0380 FAX:098-987-0381 |
HP | https://www.oki-kougeicenter.info/ |
工芸振興センターは工芸産業を支援する沖縄県の技術支援機関です。昭和34年に「琉球工業研究指導所」として設立されました。
工芸産地への専門家派遣や人材育成事業に関連する講座の開催など、販売促進に向けた支援も提供しています。
研修についてのブログが毎月更新されていて、親近感が湧くね!
参考
工芸振興センターの概要/沖縄県
ブログ – 沖縄県工芸振興センター
いかがでしたでしょうか。
気になるものがあったら、公式サイトなどで詳しく調べてみましょう。お手軽に始められる「週末職人」なんかも面白いかもしれません。
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