今こそ知っておこう!あなたのまちの伝統的工芸品!Vol.28東京都編

この記事では全国各地に存在する、全241品目(※2023年10月26日時点)の伝統的工芸品を都道府県ごとに紹介する連載シリーズです。いきなり全241品目に目を通すのは大変だと思うので、まずは自分の地元の伝統的工芸品を知るところから始めてみるのはどうでしょう。

第28回は東京都編!それでは早速見ていきましょう!

この記事の目次

経済産業省が指定する伝統的工芸品とは

地元の伝統的工芸品を知る前に、「伝統的工芸品とは何か」というところから説明していきます。

まず、「伝統工芸品」とは長年受け継がれている技術や技法を用いて作られた工芸品のことをいいます。その数は各都道府県で指定されているものだけでも1,300品目を超えています。指定に統一のルールはなく、各自治体が独自のルールを設けて指定しています。一方「伝統”的”工芸品」とは昭和49年に制定された「伝統的工芸品産業の振興に関する法律(伝産法)」に基づき、経済産業大臣の指定を受けた工芸品を指します。

詳しくは第1回の北海道編で紹介していますので、そちらをご覧ください。

東京都の土地特性

東京都は世界有数の都市機能を持つ東京23区、自然の残る多摩エリア、日本最南端の沖ノ鳥島・日本最東端の南鳥島などの諸島エリアから構成されています。

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東京は世界の都市総合ランキングでロンドン、ニューヨークに次ぐ世界3位なんだ!(2023年<都市戦力研究所調べ>)

経済産業省が指定する東京都の伝統的工芸品

東京都では22品目が伝統的工芸品として指定されており、2位の京都府(17品目)を抑えて全国最多です。江戸時代の奢侈禁止令(しゃしきんしれい)により、「裏勝り」が流行しました。人目につく表地は地味・質素にする一方で、裏地は派手に自由にお洒落を楽しむようになりました。これが江戸っ子の「粋」な気風に繋がっていきました。

村山大島紬(むらやまおおしまつむぎ)

出典:武蔵村山市|https://www.city.musashimurayama.lg.jp/index.html

村山大島紬は江戸時代中期に生産が始まったと言われています。木綿織物の村山絣と、太織(ふとおり)などの絹織物の技術が元になっています。大正時代に伊勢崎から絣板(かすりいた)で染める技術が導入されたことで、さらに発展していきました。

主な産地

告示

■技術・技法
1次の技術または技法により製織されたかすり織物とすること。
(1)先染めの平織りとすること。
(2)かすり糸は、たて糸及びよこ糸に用いること。
(3)たて糸のかすりとよこ糸のかすりとを手作業により柄合わせし、かすり模様を織り出すこと。
2かすり糸の染色法は、「板締め」によること。
■原材料
使用する糸は、生糸とすること。

伝統工芸 青山スクエア https://kougeihin.jp/craft/0108/

分類

織物

指定年月日

1975年2月17日

東京染小紋(とうきょうそめこもん)

出典:Creema|https://www.creema.jp/

江戸時代、奢侈禁止令が出され江戸小紋の豪華な柄も取締りの対象でした。「粋」な江戸っ子達は、遠目に見れば無地に見えるほど細かい模様にして、お洒落を楽しんでいました。

主な産地

告示

分類

染色品

指定年月日

1976年6月2日

本場黄八丈(ほんばきはちじょう)

出典:宮原紬株式会社|https://miyaharatsumugi.com/

本場黄八丈は、全て島に自生する植物性の天然染料を用いて作られます。黄」「樺」「黒」の三色に限られており、渋みのある色彩が特徴です。はじめは大奥専用でしたが、町人文化が発展した江戸時代後期には庶民の間にも広がっていきました。

主な産地

告示

■技術・技法
1製織は、次の技術又は技法によること。
(1)先染めの平織り又は綾織りとすること。
(2)よこ糸の打ち込みには、「手投杼」を用いること。
2染色は、手作業による浸染とすること。この場合において、染料は、コブナグサ、タブノキ又はシイを原料とする植物性染料とし、媒染剤は木灰又は泥土とすること。
■原材料
使用する糸は、生糸、玉糸、真綿のつむぎ糸又はこれらと同等の材質を有する絹糸とすること。

伝統工芸 青山スクエア https://kougeihin.jp/craft/0109/

分類

織物

指定年月日

1977年10月14日

江戸木目込人形(えどきめこみにんぎょう)

出典:日本の伝統工芸品 総合サイト|https://www.japan-kogei.com/

木目込人形は、京都の上賀茂神社に仕えていた高橋忠重が作った人形が始まりだと言われています。当初は賀茂人形と呼ばれていましたが、木彫りの人形に衣装地を木目込んで作られたことから「木目込人形」と呼ばれるようになりました。

主な産地

告示

■技術・技法
1素地造りは、次の技術又は技法によること。
(1)頭造りは、次のいずれかによること。イ「桐塑頭」にあっては、「地塗り」、「置き上げ」、「中塗り」、及び「切り出し」をした後、5回以上の「上塗り」をすること。ロ「素焼き頭」にあっては、「中塗り」及び「切り出し」をした後、5回以上の「上塗り」をすること。
(2)胴体造りは、「素地みがき」をした後、「地塗り」及び「筋彫り」をすること。この場合において、「ヌキ」は、「桐塑」とすること。
(3)手足造りは、「地塗り」、「中塗り」及び「切り出し」をした後、5回以上の「上塗り」をすること。この場合において、「ヌキ」は、「桐塑」とすること。
2着付けは、筋みぞにのりづけをした後、目打ちを用いる「合わせ目」又は「重ね目」による木目込みをすること。この場合において、のりは、寒梅粉とすること。
3面相描きは、面相筆を用いて「目入れ」、「まゆ毛描き」及び「口紅入れ」をすること。
4毛吹きは、「スガ整え」をした後、「スガ吹き」をすること。この場合において、髪型は、「結上げ」、「割毛」又は「禿」とすること。
■原材料
1「桐塑」に使用する用材は、キリとすること。
2「素焼き頭」に使用する粘土は、白雲土又はこれと同等の材質を有するものとすること。
3着付けに使用する生地は、絹織物、綿織物又はこれらと同等の材質を有するものとすること。
4髪に使用する糸は、絹糸とすること。

伝統工芸 青山スクエア https://kougeihin.jp/craft/1302/

分類

人形・こけし

指定年月日

1978年2月6日

東京銀器(とうきょうぎんき)

出典:株式会社森銀器製作所|https://moriginki.co.jp/

江戸時代中期に金工師の横谷宗珉(よこやそうみん)が彫金の技法を確立しました。その後銀師(しろがねし)とよばれる銀器職人や、かんざし・神興金具などを作る金工師とよばれる飾り職人が登場し、庶民の間に広まっていきました。

主な産地

告示

■技術・技法
1成形は、次のいずれかによること。
(1)鍛金にあっては、地金を金鎚及び金具を用いて、手作業により成形すること。
(2)「ヘラ絞り」にあっては、地金を木型に当て、木型を回転させてヘラ棒を用いて、手作業により絞り込むこと。
2部品の接合をする場合には、「銀鑞付け」、「錫付け」、「カシメ」又は「鋲止め」によること。
3加飾をする場合には、次のいずれかによること。
(1)「模様打ち」にあっては、手作業により金鎚又は鏨を用いて行うこと。
(2)彫金にあっては、手作業によること。
(3)切嵌にあっては、図柄の「切落し」及び「紋金造り」は、糸のこ又は切鏨を用いて手作業によること。また、紋金は、銀鑞付けをすること。
(4)鍍金にあっては、彫谷への「沈金鍍金」とすること。
4色上げをする場合には、「煮込み法」又は「金古美液」若しくは「タンバン古美液」を用いること。
5「ヘラ絞り」により成形したものにあっては、加飾をすること。
■原材料
地金の素地は銀とし、銀の純度は、1000分の925以上とする。

伝統工芸 青山スクエア https://kougeihin.jp/craft/0703/

分類

金工品

指定年月日

1979年1月12日

東京手描友禅(とうきょうてがきゆうぜん)

出典:北区伝統工芸保存会公式ホームページ|http://kita-dentoukougei.jp/hozonkai_top.html

東京手描友禅は京友禅・加賀友禅とともに日本三大友禅の一つに数えられます。江戸時代に京都で確立された友禅染めですが、染め師や絵師が江戸に移り住んだことから独自の発展を遂げました。

主な産地

告示

■技術・技法
1下絵は、青花等を用いて描くこと。
2防染をする場合には、糸目のり、「白付けのり」、「堰出しのり」、伏せのり又はろう描きによること。
3「挿し」及び描き染めには、筆又は、はけを用いること。
4紋章上絵をする場合には、手描き又は紋章彫刻をした型紙を用いる刷り込みによること。
5刺しゅうをする場合には、手刺しゅうによること。
■原材料
生地は、絹織物とすること。

伝統工芸 青山スクエア https://kougeihin.jp/craft/0202/

分類

染色品

指定年月日

1980年3月3日

多摩織(たまおり)

出典:八王子市公式シティプロモーションサイト|https://www.city.hachioji.tokyo.jp/citypromotion/index.html

八王子は桑の都と呼ばれ、古くから養蚕(ようさん)と織物が盛んに行われてきました。多摩織は、多摩結城(たまゆうき)・紬織(つむぎおり)・風通織(ふうつうおり)・変わり綴(かわりつづれ)・捩り織(もじりおり)の5種類の織物の総称です。

主な産地

告示

■技術・技法
1お召織にあっては、次の技術又は技法により製織されたしぼ出し織物とすること。
(1)先染め又は先練りの平織り、綾織り若しくは朱子織り又はこれらの変化織りとすること。
(2)お召糸に使用する糸は、下よりをした後、わらびのりその他の植物性糊料を手作業によりもみ込むこと。
(3)お召糸のねん糸には、八丁式ねん糸機を用いること。
(4)しぼ出しは、「湯もみ」によること。
(5)たて糸の密度は、1センチメートル間100本以上とすること。
2紬織にあっては、次の技術又は技法により製織された無地織物、しま織物又はかすり織物とすること。
(1)先染め又は先練りの平織り、綾織り若しくは朱子織り又はこれらの変化織りとすること。
(2)無地織物又はしま織物にあっては、よこ糸の打込みには、「手投杼」又は「引杼」を用いること。
(3)たてがすりにあっては、男巻から送り出されるかすり糸のかすり模様を手作業により柄合わせし、かすり模様を織り出すこと。
(4)たてよこがすりにあっては、たて糸のかすりとよこ糸のかすりとを手作業により柄合わせし、かすり模様を織り出すこと。
(5)よこ糸に使用する糸は、玉糸又は真綿のつむぎ糸とすること。
(6)かすり糸の染色法は、「手くくり」、「手摺り込み」又は「板締め」によること。
3風通織にあっては、次の技術又は技法により製織された織物とすること。
(1)「ジャカード機」又は「ドビー機」を用いる先染め又は先練りの二重織りとすること。
(2)製織は、織物の表裏が転換するように2色以上のたて糸及び2色以上のよこ糸を用いて経緯二重織りをすること。
(3)「綾竹」の位置を修正するとともに、手作業によりたて糸の張力が均一になるように調整しつつ、製織をすること。
(4)たて糸の密度は、1センチメートル間120本以上とし、よこ糸の密度は、1センチメートル間40本以上とすること。
4変り綴にあっては、次の技術又は技法により製織された変りつづれ織物とすること。
(1)先染めの平織り又は平織りの変化織りとすること。
(2)模様の有るものにあっては、模様部分のよこ糸は、「小杼」を用いて筬に対し斜めに打ち込みをした後、爪先又は「筋立」を用いて筬に対し平行に掻き寄せること。
(3)たて糸は、4本以上を一群とした後、手作業により筬羽一羽ごとに引き込むこと。この場合において、筬の筬密度は3.78センチメートル間70羽以上とすること。
(4)「綾竹」の位置を修正するとともに、手作業によりたて糸の張力が均一になるように調整しつつ、製織をすること。
5綟り織にあっては、次の技術又は技法により製織された搦み織物とすること。
(1)「ジャカード機」を用いる先染め又は先練りの搦み織りとすること。
(2)製織には、「手投杼」若しくは「引杼」、「紋振い」又は「変り筬」を用いること。
■原材料
使用する糸は、生糸、玉糸又は真綿のつむぎ糸とすること。

伝統工芸 青山スクエア https://kougeihin.jp/craft/0110/

分類

織物

指定年月日

1980年3月3日

江戸和竿(えどわざお)

出典:荒川区|https://www.city.arakawa.tokyo.jp/index.html

江戸和竿は、天然の竹を用いて江戸時代中期に生産が始まりました。海や川などで釣れる魚の豊富さから、竿の種類が豊富なのが江戸和竿の特徴です。

主な産地

告示

■技術・技法
1乾燥は、自然乾燥によること。
2「火入れ」をし、「矯め木」を用いて「矯め」を行うこと。
3「継ぎ」は、「並継ぎ」又は「印籠継ぎ」によること。この場合において、「すげ口」は、絹糸を巻いた後、精製漆を塗布しては水研ぎをすることを繰り返すこと。
4穂先は、「布袋穂」、「削り穂」又は「継ぎ穂」によること。
5仕上げは、精製漆を用いて漆拭きをすること。
■原材料
1使用する竹材は、ホテイチク、ヤダケ、ハチク、ダイミョウチク若しくはマダケ又はこれらと同等の材質を有するものとすること。
2漆は、天然漆とすること。

伝統工芸 青山スクエア https://kougeihin.jp/craft/0608/

分類

木工品・竹工品

指定年月日

1991年5月20日

江戸指物(えどさしもの)

出典:Creema|https://www.creema.jp/

指物(さしもの)とは、金釘を使わずに作られた木工品のことです。指物の由来は、木と木を「さし合わせる」からとも、「物さし」を駆使するからともいわれています。京指物が漆塗りや箔などの装飾がなされる一方で、江戸指物は簡素な作りが特徴です。

主な産地

告示

■技術・技法
1乾燥は、自然乾燥によること。2製造は、次の技術又は技法によること。
(1)木取りには、物差し、差し金、作業台及び手鋸を用いること。
(2)接ぎ合わせは、木当て、鉋、長台鉋及び端金を用いて、摺り合わせ接ぎ、相欠接ぎ、雇いざね接ぎによること。
(3)削りには、平鉋、長台鉋、筋罫引き及び木口台を用いること。
(4)仕口は、鋸、定規、鉋及び鑿を用いて、留め形隠し蟻組継ぎ、蝋燭ほぞ、大入れ継ぎ、組継ぎ、引込み留め継ぎ、三方留めほぞ、胴突きほぞ又はこれらの方法と同等の仕口によること。
(5)彫り加工又はくり加工をする場合には、鑿、彫刻刀、くり小刀、廻し引き鋸及び鉋を用いること。
(6)組立は、真田紐、金槌、木槌、端金、当木、面取り鉋、平鉋及び丸鉋を用いて、仕口部分に接着剤を塗布して組み立てること。
(7)仕上げ削りには、平鉋、面取り鉋及び丸鉋を用いること。
(8)研磨には、トクサ、ムクの葉又はこれらと同等の性質を有するものを用いること。(9)塗りは、漆、いぼた蝋、砥粉又はこれらと同等の材質を有するものを用い、拭き漆仕上げ、蝋引き仕上げ又は時代仕上げをすること。
■原材料
シマクワ、ケヤキ、キハダ、カエデ、ゲンポナシ、キリ又はこれらと同等の材質を有する用材とすること。

伝統工芸 青山スクエア https://kougeihin.jp/craft/0609/

分類

木工品・竹工品

指定年月日

1997年5月14日

江戸からかみ(えどからかみ)

出典:江戸からかみ・江戸唐紙 │ 東京松屋|https://www.tokyomatsuya.co.jp/index.html

江戸からかみは、和紙に様々な装飾を施して作られた工芸品です。江戸で作られる唐紙は、当初「地唐紙(じからかみ)」と呼ばれていましたが、幕末になると「江戸からかみ」と呼ばれるようになりました。

主な産地

告示

■技術・技法
1「引き染め」は、「刷毛引き」をすること。
2「雲母引き手揉み」は、「刷毛引き」、「上引き」をした後、「手揉み」をすること。
3「木版雲母手摺り」は、篩を用いて雲母又は顔料を版木につけた後、「木版手摺り」をすること。
4「金銀箔・砂子蒔き」は、「箔ちらし」又は「砂子蒔き」をすること。
5「金銀泥引き」は、箔の粉末に膠水を加え、刷毛を用いて線を引くこと。
6「磨き出し」は、猪牙を用いて磨くこと。
7「描絵」は、顔料を膠水で溶き、筆を用いて手描きすること。
8「渋型手摺り」及び「置上げ」は、渋型紙を用いて「捺染」をすること。
9「金銀箔押し」は、次のいずれかによること。
(1)篩を用いて糊を版木につけ「木版手摺り」をした後、「箔押し」をすること。
(2)刷毛を用いて地紙に糊をつけた後、「箔押し」をすること。
(3)渋型紙を用いて地紙に糊をつけた後、「箔押し」をすること。
■原材料
地紙は、和紙又は和紙及び天然素材の織物とすること。

伝統工芸 青山スクエア https://kougeihin.jp/craft/1403/

分類

その他の工芸品

指定年月日

1999年5月13日

江戸切子(えどきりこ)

出典:WAKO|https://www.wako.co.jp/

江戸時代、ガラス職人の加賀屋久兵衛が大坂で学んだビードロ技術を江戸に持ち帰り、ガラス製品に切子細工を施したのが江戸切子の始まりだと言われています。大正時代になるとガラス素材の研究や研磨の技法が開発され、さらに発展していきました。

主な産地

告示

■技術・技法
1図柄に合わせて正確に「割り出し」を行うこと。
2「荒摺り」、「三番掛け」及び「石掛け」は鉄製円盤、砥石又はこれらと同等の工具を用い、いずれも手作業によること。
3研磨は、木車、フェルト盤、毛ブラシ盤又はこれらと同等の工具を用いて手作業で行い、光沢を出すこと。
4カットは、深く鮮明で正確であり、仕上がりがはっきりとしていること。
■原材料
使用する生地は、成形ガラス(クリスタルガラス又はソーダガラス)とすること。

伝統工芸 青山スクエア https://kougeihin.jp/craft/1404/

分類

その他の工芸品

指定年月日

2002年1月30日

江戸節句人形(えどせっくにんぎょう)

出典:日本の伝統工芸品 総合サイト|https://www.japan-kogei.com/

江戸節句人形は、桃の節句や端午の節句に飾られる雛人形や五月人形などの総称です。京都の影響を受けて始まった江戸の人形作りですが、「奢侈禁止令」の制約もあったため極小雛など独自の方向で発展していきました。

主な産地

告示

■技術・技法
1 人形にあっては、次の技術又は技法によること。
(1)
イ 「頭造り」は、桐塑を用いる「生地押し」、白雲土を用いる「素焼き」又は「木彫り」によること。
ロ 「胴造り」は、次の技術又は技法によること。
? 節句人形及び風俗人形にあっては、「藁胴造り」、桐塑を用いる「生地押し」又は「木彫り」によること。
? 市松人形及び御所人形にあっては、桐塑を用いる「生地押し」、白雲土を用いる「素焼き」又は「木彫り」によること。
ハ 「手足造り」は、桐塑を用いる「生地押し」、白雲土を用いる「素焼き」又は「木彫り」によること。
(2) 「胡粉塗り」は、次の技術又は技法によること。
イ 「桐塑頭」及び「木彫頭」は、「地塗り」、「置上げ」、「中塗り」及び「切出し」をした後、三回以上の「上塗り」をすること。
ロ 桐塑又は木彫りの市松人形及び御所人形の胴は、「地塗り」、「中塗り」及び「切出し」をした後、三回以上の「上塗り」をすること。
ハ 桐塑又は木彫りの手足は、「地塗り」、「中塗り」及び「切出し」をした後、三回以上の「上塗り」をすること。 ニ 素焼きの頭及び胴の場合にあっては、「中塗り」及び「切出し」をした後、三回以上の「上塗り」をすること。また、素焼きの手足の場合にあっては、「中塗り」をした後、三回以上の「上塗り」をすること。
(3) 風俗人形の「台付け」にあっては、相釘を使用して固定すること。
(4) 「面相描き」は、次の技術又は技法によること。
イ 義眼を用いるものにあっては、小刀による開眼の後、眉毛及び髪の生え際を面相筆又は細筆を用いて墨描きし、「口紅入れ」をすること。
ロ 義眼を用いないものにあっては、面相筆又は細筆を用いて「墨描き」をすること。
(5) 「毛吹き」は、櫛と鏝を用いて「くせ直し」をした後、「植え付け」をすること。
(6) 衣裳の「裂地」に裏打ちをする場合は、和紙を用い、「袋貼り」によること。
2 甲冑にあっては、次の技術又は技法によること。
(1) 「鉢づくり」は、「たたき出し」、「はぎ合わせ」又は「張子」をした後、鋲などを取り付けること。
(2) 「威板づくり」は、「小札割り」、「小札貼り」又は「小札綴じ」をすること。
(3) 威しは、「ほんとじ」によること。
(4) 塗装は、漆又はこれと同等の材質を有するものを用いて塗ること。
■原材料
1 人形にあっては、次の原材料を使用すること。
(1) 桐塑又は木彫りに使用する用材は、キリ又はこれと同等の材質を有するものとすること。
(2) 衣裳に使用する生地は、絹、綿又は麻織物とすること。
(3) 髪に使用する糸は、絹糸、人毛又はヤクの毛とすること。
2 甲冑にあっては、次の原材料を使用すること。
(1) 鉢は、鉄、銅、銅合金又は和紙とすること。
(2) 威板は、鉄、銅、銅合金、牛革、和紙又は和紙を裏打ちした紙とすること。
(3) 金具は、鉄、銅又は銅合金とすること。
(4) 「絵革」は、鹿革又はこれと同等の材質を有するものとすること。
(5) 「威し」に使用するひもは、絹製の組みひも又は鹿革製若しくは牛革製のものとすること。
(6) 漆は、天然漆又はこれと同等の材質を有するものとすること。

伝統工芸 青山スクエア https://kougeihin.jp/craft/1304/

分類

人形・こけし

指定年月日

2007年3月9日

江戸木版画(えどもくはんが)

出典:日本の伝統工芸品 総合サイト|https://www.japan-kogei.com/

江戸時代初期に菱川師宣(ひしかわもろのぶ)が浮世絵を製作した頃から、木版画が一般に普及しはじめたといわれます。はじめは墨一色でしたが、次第に複雑な着色を施すようになっていきました。

主な産地

告示

■技術・技法
1「彫り」にあっては、次の技術又は技法によること。
(1)「墨板」は、「版下絵」の輪郭線に墨で描かれた墨線を小刀で彫ること。
(2)「さらい」にあっては、のみを用いて行うこと。
(3)「版木」の余白右下一から二センチメートルのところに直角に逆L字型の「鍵見当」及び「ひきつけ見当」を小刀又はのみで彫ること。
(4)「色板彫」は、「校合摺り」一枚を用い各色ごとの部分を板に小刀又はのみで彫ること。
2「摺り」にあっては、次の技術又は技法によること。
(1)「校正摺り」にあっては、竹の皮を棒で巻いて小さな箒型に作った「とき棒」を用いて絵具を「版木」の上に運び、刷毛で絵具を広げること。
(2)「見当」に合わせて紙を置き、「馬連」を用い、和紙の裏面から力を込め摺り込み、繊維の中まで絵具を摺り込むこと。
(3)色分けされた色板により絵具を淡い色から濃い色へと次々に摺り重ねていくこと。
(4)「本摺り」にあっては、「校正摺り」と同様の技術又は技法によること。
■原材料
1「版木」にあっては、桜材を用いた「無垢板」又はこれらと同等の材質を有する用材とすること。
2和紙は、「生漉奉書」とすること。3「ドーサ引き」にあっては、膠や明礬を混ぜて水で薄めた液を用いること。

伝統工芸 青山スクエア https://kougeihin.jp/craft/1405/

分類

その他の工芸品

指定年月日

2007年3月9日

江戸硝子(えどがらす)

出典:JRE MALL|https://www.jreastmall.com/shop/

江戸におけるガラス製造は18世紀の初めに始まったと言われており、鏡、眼鏡、簪、風鈴などが作られていました。その製法を受け継ぎ、手造りで製造されたガラス製品が江戸硝子です。江戸硝子に伝統的なカット模様を施したものが江戸切子です。

主な産地

告示

■技術・技法
1成形は、「宙吹き」、「型吹き」又は「押し型」のいずれかによること。
2「宙吹き」及び「型吹き」にあっては、必要に応じて「ポンテ竿」を用いて「ポンテ取り」を行った後、各部の成形をすること。
3各部の成形にあっては、必要に応じて、「洋箸」及び「台広げ」などを用いること。
4「外被せ型吹き」にあっては、「透き生地の種巻き」を行った後、「色種の被せ」を行うこと。
■原材料
硝子の素材は、硅砂、石灰及びソーダ灰若しくは酸化鉛又はこれらと同等の材質を有するものとすること。

伝統工芸 青山スクエア https://kougeihin.jp/craft/1406/

分類

その他の工芸品

指定年月日

2014年11月26日

江戸べっ甲(えどべっこう)

出典:東京都北区公式ホームページ|https://www.city.kita.tokyo.jp/index.html

べっ甲の素材はウミガメの一種タイマイの甲羅です。タイマイの甲羅は、熱を加えると自由に加工出来るため、様々な製品を作ることができます。

主な産地

告示

■技術・技法
1生地の表面は、雁木、キサギ、トクサ等を用いて、平らにすること。
2生地は、鏝又は金ばんを用いて熱し、万力等を用いて圧することにより張り合わせること。
■原材料
使用する素材は、タイマイの甲羅、爪甲及び腹甲とすること。

伝統工芸 青山スクエア https://kougeihin.jp/craft/140610/

分類

その他の工芸品

指定年月日

2014年11月26日

東京アンチモ二ー工芸品(とうきょうあんちもにーこうげいひん)

出典:日本の伝統工芸品 総合サイト|https://www.japan-kogei.com/

アンチモニーとは、鉛をベースにアンチモン・錫を混ぜた合金のことです。東京アンチモニー工芸品はアンチモニーを原料とした鋳物製品(いものせいひん)であり、明治時代初期に東京の地場産業として技術が確立しました。

主な産地

告示

■技術・技法
1鋳型造りは、次の技術又は技法によること。
(1)金型であること。
(2)彫刻は、手作業により鏨及び刻印を用いて行うこと。
2鋳造は、「戻し吹き」、「焼き吹き」、「地金吹き」又は「冷や吹き」によること。
3鋳造した生地は、「マトメ」及び鋳金をすること。
■原材料
鋳物の素材は、アンチモニー合金とすること。

伝統工芸 青山スクエア https://kougeihin.jp/craft/070310/

分類

金工品

指定年月日

2015年6月18日

東京無地染(とうきょうむじぞめ)

出典:東京都染色工業協同組合|http://www.tokyo-senshoku.com/

無地染とは、草木の根・花・葉などで布地に色を付ける染色方法で、染色方法のなかでもっとも基本的な染め方です。東京無地染の色見本は、170色あると言われています。

主な産地

告示

■技術・技法
1染色は、「伸子(しんし)染」、「一部送り染」又は「棒くり染」によること。
2色合わせは二度染によることとし、一度目で染めの具合を調整し、二度目で指定色に確定すること。ただし、黒染や厚手の生地の場合にあっては、一度目の染色において使用済み染料を用いること。
3色止めは、水洗い又は酸通しによること。
4「紋付」の場合は、紋章彫刻した型紙を用いて、糊を置き、染色を行ったのちに、上絵を施すこと。
■原材料
生地は、絹織物とすること。

伝統工芸 青山スクエア https://kougeihin.jp/craft/0212/

分類

染色品

指定年月日

2017年11月30日

江戸押絵(えどおしえ)

出典:antina for BUSINESS|https://antina.biz/AFB/

江戸押絵は、羽子板と押絵という2つの異なったルーツが合わさった伝統的工芸品です。「押絵」とは厚紙等の台紙に布を貼ったり、布に綿をくるんだりして厚みを持たせた部品を組み合わせて立体的な絵を作る技法です。

主な産地

告示

■技術・技法
1 「押絵」は、次の技術又は技法によること。
(1) 厚紙を土台にし、綿(わた)を布でくるむこと。
(2) 押絵を組み上げる際には、和紙をあて紙にすること。
(3) 押絵をくるむ際又はあて紙をする際には、熱した鏝(こて)を用いて糊(のり)で接着すること。
2 「面相」は次の技術または技法によること。
(1) 「目留め」及び「地塗り」を行った後、渋紙製の型紙を用いて絵の具を刷り込むこと。
(2) 筆を用いて描線を描くこと。
■原材料
1 主原料として使用する生地は、絹織物又は綿織物とすること。
2 使用する綿(わた)は、木綿わたとすること。
3 押絵の土台となる厚紙は、和紙を貼り重ねたもの又はボール紙とすること 。
4 あて紙は、和紙とすること。
5 面相には墨、膠(にかわ)及び顔料を用いていることとし、顔料は主に胡粉(ごふん)、亜鉛華又は岩絵具を用いること。

伝統工芸 青山スクエア https://kougeihin.jp/craft/13041/

分類

人形・こけし

指定年月日

2019年11月20日

東京三味線(とうきょうしゃみせん)

出典:台東区公式 伝統工芸品サイト|https://craft.city.taito.lg.jp/

東京三味線は、東京都で作られる和楽器です。三味線は「天神=三味線の最上部」、「棹(さお)=ネック部」、「胴」に分けて作られます。関西地方で棹づくりは分業で行うのに対し、東京三味線は一人で仕上げまでを行います。

主な産地

告示

■技術・技法
1継手作りは、次の技術又は技法によること。
(1)木取りした材料に鋸、のみ及びやすりを用いてほぞを立て、けびき及びのみを用いて溝を切り出し、かき出し及び打ち込みを用いてほぞ穴を開けること。
(2)継手同士を接合し、鉋を用いて直線に成形すること。
2磨きは、次の技術又は技法によること。
(1)棹の仕上げは、砥石を用いて磨くこと。
(2)手で艶を出し、植物油で仕上げること。
3さわり場切りでは、砥石を用いて溝を作ること。
4革張りでは、木栓、縄、もじり、くさび及び張台を用いて、皮を胴に圧着させること。
■原材料
1棹は、コウキ、シタン若しくはカリン若しくはクワ又はこれらの用材と同等の材質を有するものとすること。
2胴は、カリン若しくはクワ又はこれらの用材と同等の材質を有するものとすること。
3皮は、猫皮若しくは犬皮又はこれらの皮革と同等の材質を有するものとすること。

伝統工芸 青山スクエア https://kougeihin.jp/craft/tokyo-shamisen/

分類

その他の工芸品

指定年月日

2022年11月16日

東京琴(とうきょうこと)

出典:#TOKYOものづくり部|https://tokyo-monozukuri.jp/

東京琴は、東京都で作られる和楽器です。琴師の重元房(しげもとふさきち)が琴の長さや厚み、ムクリに改良を加えたことが、東京琴の特徴である音量の大きさ・高品質につながりました。

主な産地

告示

■技術・技法
1胴作りは、次の技術又は技法によること。
(1)甲裏は、「荒ぐり」した後、手作業による仕上げをすること。
(2)仕上げでは、鉋を用いること。
2甲焼きは、次の技術又は技法によること。
(1)甲及び裏板は、鏝を用いて焼き上げること。
(2)甲及び裏板の「みがき」は、うずくりを用いること。
3角は鋸、鉋、のみ及びやすりを用い、一本造りとすること。
■原材料
胴は、キリとすること。

伝統工芸 青山スクエア https://kougeihin.jp/craft/tokyo-koto/

分類

その他の工芸品

指定年月日

2022年11月16日

江戸表具(えどひょうぐ)

出典:東京都北区公式ホームページ|https://www.city.kita.tokyo.jp/index.html

表具には、掛軸や巻物などの軸物(じくもの)、屏風、和額があります。なかでも江戸表具の掛軸は全体的に丈が短めで、色調は一色や色合があっさりしているのが特徴です。

主な産地

告示

■技術・技法
1掛軸及び巻子にあっては、次の技術又は技法によること。
(1)本紙及び布地の裏打ちは、「肌裏打ち」をした後、「増裏打ち」をすること。
(2)本紙の周囲に「切継ぎ」をすること。
(3)打刷毛を用いて「上裏」を行い、乾燥後に「裏摺り」をすること。
2屏風、額、襖及び衝立にあっては、次の技術又は技法によること。
(1)下張りは、「骨縛り」、「ベタ貼り」、「蓑張り」、「蓑押え」、「回りすき」及び「袋張り」によること。
(2)屏風の蝶番は、「羽根付け」によること。
(3)仕上げの張り込みは、「上張り」によること。
3壁張付にあっては、次の技術又は技法によること。
(1)下張りは、「廻りベタ・総ベタ」、「袋張り」及び「清貼り」によること。
(2)仕上げの張り込みは、「上張り」によること。
■原材料
1紙は、和紙とすること。
2布地は、絹、木綿、葛布若しくは芭蕉布又はこれらと同等の材質を有する織物とすること。
3糊は、正麩糊又はこれと同等の材質を有するものとすること。

伝統工芸 青山スクエア https://kougeihin.jp/craft/tokyo-koto/

分類

その他の工芸品

指定年月日

2022年11月16日

東京本染注染(とうきょうほんぞめちゅうせん)

出典:足立区|https://www.city.adachi.tokyo.jp/index.html

2023年10月26日に指定され、241品目の中で一番新しく指定された伝統的工芸品です。染め上がりに裏表なく生地の両面が染まるのが特徴です。

主な産地

告示

■技術・技法
1 型付けは、次の技術又は技法によること。
(1)型紙を張った型枠を用いること。
(2)ヘラを用いて防染糊を付けること。
(3)概ね一乃至四反分までの生地を折り返しながら型付けすること。
2 染色は、次の技術又は技法によること。
(1)型付けした生地の上から、ヤカンを使い、染料を注ぐこと。
(2)染色は、「一色染」、「差分染」、「ぼかし染」または「細川染」のうち一以上の技法により、表裏両面から行うこと。
(3)「差分染」の場合、また「ぼかし染」及び「細川染」の一部においては、糊筒を使い防染糊の堤防を作り、染色すること。
(4)細かな柄を染める場合、染料を指定箇所に導くよう、突き棒を用いること。
■原材料
生地は、綿織物、麻織物、絹織物及びこれらと同等の材質を有するものとすること。

伝統工芸 青山スクエア https://kougeihin.jp/craft/tokyo-honzome-chusen/

分類

染色品

指定年月日

2023年10月26日

一度は行きたい関連施設

東京都には22品目の伝統的工芸品があることがわかりました。江戸の「粋」な気風を感じることのできる伝統的工芸品が多いのが特徴でしたね。東京都には伝統的工芸品の総本山「青山スクエア」をはじめ、多くの施設があります。早速見ていきましょう!

伝統工芸 青山スクエア

出典:〆六小杉漆器店|https://tuishu.jp/

一般財団法人 伝統的工芸品産業振興協会が運営する全国の伝統的工芸品を展示・販売している施設です。施設内では週替わり・月替りで全国各地の伝統的工芸品の実演見学や製作体験を行うことができます。伝統的工芸品に興味をもったら、まず最初に訪れてみましょう!

江戸たいとう伝統工芸館

出典:台東区公式 伝統工芸品サイト|https://craft.city.taito.lg.jp/

台東区は、江戸時代から江戸文化発祥の町として栄え、下町の歴史と風土の中で育まれた「粋」な文化が職人達によって受け継がれており、今なおものづくりが盛んな町です。「江戸たいとう伝統工芸館」では展示・販売や製作実演を見学することができます。

堀川鋳金所

出典:堀川鋳金所|https://www7b.biglobe.ne.jp/~horikawaimoji/index.html

堀川鋳金所では、鋳金技術を身近に感じられる体験教室を行っています。鋳物砂に適度な水気を与えて押し固め鋳型を作る、生型(なまがた)技法を体験できます。

すみだ江戸切子館

出典:すみだ江戸切子館|https://www.edokiriko.net/

すみだ江戸切子館は墨田区認定の工房ショップとして、江戸切子の歴史や制作工程や道具類を展示しています。また、窓越しで職人の技を直接見学することや、グラスの削り出し体験を行うこともできます。

八丈民芸やました

出典:東京の農林水産総合ウェブサイト とうきょうの恵みTOKYO GROWN|https://tokyogrown.jp/

黄八丈の商品販売や、黄八丈の織物体験を行うことができます。八丈島空港から車で5分ほどの立地で、近くには系列の民宿「やましたのおやど」もありアクセスも良好です。

最後に

東京都編、いかがでしたでしょうか?
全国最多の22品目が指定されているので、自分の気になる品目をいくつか頭の片隅に置いておくだけでも十分です!都会の華やかなイメージが強い東京都ですが、江戸の「粋」な気風を感じる旅も良いかもしれません

カエルくん

八丈島へは「橘丸」での船旅も!!

参考サイト/文献
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