いつもKAERUの連載記事「今こそ知っておこう!あなたの地元の伝統的工芸品!」シリーズをご愛読いただき、誠にありがとうございます。2025年も多くの皆様にアクセスいただき、日本全国の伝統工芸への関心の高さを肌で感じることができました。
そこで今回は、一年の総括として、2025年に最も読者の注目を集めた「都道府県別記事」のアクセスランキングTOP10を発表します!
あなたの地元や、気になる県はランクインしているでしょうか?さっそく、第10位から見ていきましょう!
【第10位〜第4位】伝統の魅力、再発見の地域!
まずは惜しくもトップ3入りを逃したものの、根強い人気を誇った7つの都道府県です。
第10位:福島県
東北地方の歴史と文化が息づく福島県。会津塗や大堀相馬焼など、復興への想いと共に受け継がれる「技」と「魂」に、多くの読者の方が共感された結果となりました。

福島県の伝統的工芸品
福島県には生活を彩る漆器や焼き物がたくさん!素朴で温かい福島県の伝統的工芸品の魅力を、ぜひ記事でチェックしてみてね!
第9位:長崎県
異国情緒あふれる長崎県。波佐見焼や三川内焼など、国際的な文化交流の中で育まれた工芸品の繊細かつモダンな美しさにアクセスが集中しました。


長崎県の伝統的工芸品
長崎県の焼き物は、異国文化がミックスされていてデザインがおしゃれなんだ!ティータイムを格上げしてくれる器が見つかるかも!
第8位:山口県
萩焼に代表される、シンプルながらも使い込むほどに味わいが増す素朴な美。日常使いの器を探している方や、渋い魅力に惹かれる読者層からの関心が高かったと推測されます。


山口県の伝統的工芸品
萩焼は「七化け」といって色合いが変わっていくのが魅力なんだよね。自分だけの器を育てる感覚が楽しい!
第7位:愛知県
産業の中心地でもある愛知県。名古屋仏壇や常滑焼など、歴史的な重厚感と現代の生活スタイルを両立させる、実用性と芸術性を兼ね備えた工芸品に注目が集まりました。


愛知県の伝統的工芸品
- 有松・鳴海絞(ありまつ・なるみしぼり)
- 常滑焼(とこなめやき)
- 名古屋仏壇(なごやぶつだん)
- 三河仏壇(みかわぶつだん)
- 尾張仏具(おわりぶつぐ)
- 豊橋筆(とよはしふで)
- 赤津焼(あかづやき)
- 岡崎石工品(おかざきせっこうひん)
- 名古屋桐箪笥(なごやきりたんす)
- 名古屋友禅(なごやゆうぜん)
- 名古屋黒紋付染(なごやくろもんつきぞめ)
- 尾張七宝(おわりしっぽう)
- 瀬戸染付焼(せとそめつけやき)
- 三州鬼瓦工芸品(さんしゅうおにがわらこうげいひん)
- 名古屋節句飾(なごやせっくかざり)
愛知県といえば常滑焼の急須!お茶の時間を楽しむのに最高だよ。職人さんの技が光る逸品を探してみよう!
第6位:大阪府
「天下の台所」大阪府。大阪唐木指物や大阪欄間など、都市生活の中で育まれた洗練された技術や、職人の粋な心意気への興味が読者を惹きつけました。


大阪府の伝統的工芸品
- 大阪欄間(おおさからんま)
- 大阪唐木指物(おおさかからきさしもの)
- 堺打刃物(さかいうちはもの)
- 大阪仏壇(おおさかぶつだん)
- 大阪浪華錫器(おおさかなにわすずき)
- 大阪泉州桐箪笥(おおさかせんしゅうきりたんす)
- 大阪金剛簾(おおさかこんごうすだれ)
- 浪華本染め(なにわほんぞめ)
- いずみガラス
大阪府の工芸品は、無駄がなくて実用的!家具や建具に活かされている「粋」なデザインを、ぜひチェックしてみてね!
第5位:茨城県
結城紬や笠間焼など、土と風土に根ざした力強い工芸品が多く、特に若者層の間で、サステナブルなものづくりへの回帰として、その魅力が再認識された結果と言えます。


茨城県の伝統的工芸品
茨城県の笠間焼は、自由な作風が魅力なんだ!
第4位:長野県
自然豊かな長野県。木曽漆器など、厳しい自然環境を生き抜く知恵から生まれた「用の美」を追求した工芸品は、ミニマリスト志向や丁寧な暮らしを求める層から特に支持を集めました。


長野県の伝統的工芸品
- 信州紬(しんしゅうつむぎ)
- 木曽漆器(きそしっき)
- 飯山仏壇(いいやまぶつだん)
- 松本家具(まつもとかぐ)
- 内山紙(うちやまがみ)
- 南木曽ろくろ細工(なぎそろくろざいく)
- 信州打刃物(しんしゅううちはもの)
木曽漆器のお椀は軽くて丈夫!毎日の食卓で使える日本の知恵が詰まっているよ。山国ならではの工芸品を見てみよう!
【第3位〜第1位】2025年、最も熱い視線を集めた伝統工芸の地!
いよいよTOP3の発表です!これらの地域は、現代のライフスタイルやトレンドと伝統工芸が見事に融合していることが、アクセスに繋がっているのでないでしょうか。
第3位:沖縄県
独自の文化を持つ沖縄は、やはり別格の注目度!色彩豊かな紅型(びんがた)や、琉球ガラスといった異文化の影響を受けた鮮やかな工芸品は、SNSでのシェアも多く、特に「旅」と「伝統」を結びつける読者層からの支持が厚い結果となりました。


沖縄県の伝統的工芸品
- 久米島紬(くめじまつむぎ)
- 宮古上布(みやこじょうふ)
- 読谷山花織(ゆんたんざはなうい)
- 読谷山ミンサー(ゆんたんざみんさー)
- 壺屋焼(つぼややき)
- 琉球絣(りゅうきゅうかすり)
- 首里織(しゅりおり)
- 琉球びんがた(りゅうきゅうびんがた)
- 琉球漆器(りゅうきゅうしっき)
- 与那国織(よなぐにおり)
- 喜如嘉の芭蕉布(きじょかのばしょうふ)
- 八重山ミンサー(やえやまみんさー)
- 八重山上布(やえやまじょうふ)
- 知花花織(ちばなはなおり)
- 南風原花織(はえばるはなおり)
- 三線(さんしん)
鮮やかな沖縄の工芸品は、見ているだけで元気が出るね!紅型の柄の意味や、琉球ガラスの色の秘密は…
第2位:埼玉県
首都圏という立地にありながら、岩槻人形や秩父銘仙など多岐にわたる伝統工芸を持つ埼玉県。「身近な地域にこんな工芸品が?」という驚きと、都心近郊で体験できる工芸品への関心の高さが、2位という結果の要因の一つなのでは?


埼玉県の伝統的工芸品
埼玉県は「人形のまち」として有名なんだよ!
第1位:神奈川県
2025年、最も読まれたのは神奈川県編でした! 横浜スカーフや鎌倉彫など、国際都市としての顔と古都の顔を持つ神奈川県は、「和と洋」「伝統とモダン」が交差する独自の工芸品が多く、幅広い層の読者の方の興味を惹きつけました。特に、観光地としての人気と、ショッピングでの実用性の高さが1位の理由に挙げられるのではないでしょうか。


神奈川県の伝統的工芸品
神奈川の鎌倉彫は、シックでかっこいい!おしゃれな工芸品ライフは神奈川から始まる..!?
まとめ:あなたの地元はランクインしていましたか?
いかがでしたでしょうか。「2025年”最も読まれた”都道府県記事TOP10!」
今回のランキング結果から、読者の皆様が伝統工芸品に対して、「自分の住む地域との繋がり」「生活に取り入れたいと思える実用性」「旅先で出会いたい地域独自の文化」といった要素を求めていることが分かりました。
KAERU編集部では、これからも全国の素晴らしい伝統的工芸品に光を当て、皆様の生活がより豊かになるような情報をお届けしてまいります。
ランキングに入っていない他の都道府県にも、まだまだ知られざる素晴らしい伝統的工芸品がたくさんあります。ぜひ、KAERUサイト内の検索窓から、あなたの地元や気になる都道府県名を検索してみてください。








